2016年11月14日 (仮訳)コスタリカ産の新種、Phaeocollybia longistipitata Halling, RE. & Horak, E., 2008. Phaeocollybia longistipitata sp. nov. from Costa Rica. North American Fungi. Available at: http://www.pnwfungi.org/index.php/pnwfungi/article/view/1069 [Accessed November 14, 2016]. 【R3-03474】2016/11/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ コスタリカの高標高域の森林で採集された菌を検討し、Phaeocollybia longistipitataとして新種記載した。 本種は子実体が小型で、柄が非常に長い円筒形であるが、上下同大であり顕著な偽根状にならない点などで特徴づけられた。 担子胞子は扁桃形で微細な小疣状の装飾を有し、発芽孔との混同のおそれがある特異な”callus”があり、菌糸にはクランプを有していた。 Costa Rica, San José, Dota, San Gerardo, ±500 m S of Interamerican Highway on road to San Gerardo de Dota (新種) Phaeocollybia longistipitata Halling & E. Horak 語源…長い柄の 【よく似た種との区別】 Phaeocollybia phaeogaleroides 担子胞子の表面が微細な粗面 本種と異なりコスタリカではなく米国、カナダなどに分布する 本種と異なり針葉樹林に発生する 本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい Phaeocollybia pleurocystidiata 柄が上下同大の円筒形 本種と異なりコスタリカではなく米国などに分布する 本種と異なり針葉樹林に発生する 本種と担子胞子の形態がかなり異なる 本種とシスチジアの形態がかなり異なる Phaeocollybia tentaculata 柄が上下同大の円筒形 本種と異なりコスタリカではなくパプアニューギニアなどに分布する 本種と異なりナンキョクブナ林に発生する 本種と異なり傘に尖った乳頭突起を有する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが顕著な頭状 Phaeocollybia odorata 柄が上下同大の円筒形 本種と異なりコスタリカではなくパプアニューギニアなどに分布する 本種と異なりマテバシイ属の森林に発生する 本種と縁シスチジアの形状が異なる 本種と異なりクランプを欠く Phaeocollybia singeri 形態的に類似している(混同のおそれがある) 柄が上下同大の円筒形 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している 本種と異なりコスタリカではなくメキシコなどに分布する 本種より子実体がかなりしっかりとしている 本種より傘の円錐形の乳頭突起が顕著 本種と縁シスチジアの形状が異なる 本種と異なりクランプを欠く